土地で失敗しないための3つの確認点
土地を探し始めると、多くの方がまず価格と坪数を見ます。けれど、住んでから「こんなはずではなかった」となる原因の多くは、別のところにあります。
ここでお伝えするのは、特定の町に限った話ではありません。どの町で土地や家を探す場合にも当てはまる、私たちが大切にしている考え方です。
公開日: 文:Klang Realty
この記事の要点
- ・間口:坪数が足りても、間口が狭いと希望の間取りが入らない
- ・道路の向き:南道路はカーテンを閉めたまま暮らしやすく、北道路の方が快適で割安なことが多い
- ・地盤:整った新しい住宅地でも、地盤改良に大きな費用がかかることがある
価格や坪数より先に、ここを見ます
私たちKlang Realtyが土地をご案内するとき、必ず最初に確認している3つのことです。
1.間口(まぐち)
そもそも「間口」という言葉をご存じない方がほとんどです。間口とは、土地が道路に接している部分の幅のこと。ここが足りないと、希望の間取りがそもそも入りません。坪数だけを見て土地を決めると、建物で後悔することになります。私たちは土地を見る段階で、その土地に入る建物まで想定してお伝えします。
2.道路の向き
日本では「南道路が良い」と考える方が多数派です。しかし私たちは北道路をおすすめすることがよくあります。
まず、日当たりは窓がなければ得られません。南道路の土地では、南側に大きな窓をつくることになります。すると、道路を歩く人から家の中が見えます。当然、家の中からも人が見えます。
その結果どうなるか。南道路の家は、カーテンやシャッターを閉めたまま暮らすことになります。散歩のときに、街を見てみてください。南道路の家は、昼間でもシャッターが閉まっています。
南道路は日当たりが良いとされるため、他の区画より土地の価格が高いことがほとんどです。高いお金を払って買った土地で、シャッターを閉めて過ごすことになる。プライバシーがないために、自分で日当たりを手放してしまっているわけです。
さらに南道路では、玄関も南側に来ます。本来なら日当たりを取りたい南面の壁を、玄関で使ってしまうことになります。
北道路の場合、南側に建つお隣の家は、こちらに面した北側には小さな窓しか設けないのが一般的です。そのため、案外顔が合いません。価格も抑えられることが多く、同じ予算で広い土地を選べます。
3.地盤
見た目が整った新しい住宅地でも、地盤改良に大きな費用がかかる区画があります。土地の価格だけで比べると判断を誤ります。
土地と建物は、セットで考える
3つに共通しているのは、土地だけを見て決めないということです。間口は入る建物の形を、道路の向きは窓と玄関の位置を、地盤は建てるまでにかかる費用を左右します。
もちろん、南道路の土地がすべて悪いわけではありません。設計の工夫次第で、明るさとプライバシーを両立できる場合もあります。大切なのは、買う前に「この土地に、どんな家が建ち、どんな暮らしになるか」まで見ておくことです。
私たちは土地をご案内する段階から、その土地に入る建物まで想定してお伝えしています。
